本文へスキップ
503 bad gateway ロゴ
X YouTube
制作秘話・ライナーノーツ

12thアルバム『LIGHTNING』制作裏話まとめ

・ 読了目安 約8分 ・ 503 bad gateway

12thアルバム『LIGHTNING』制作裏話まとめ

過去最多のレコーディング、タイトルの由来、先行2曲の仕掛け、特典「診察券」とボツになった「壺」、そしてCD限定ボーナス2曲。新譜完成発表会で語られた『LIGHTNING』の舞台裏。

メタルVTuber・伊達五十嵐(503 bad gateway)の12枚目となるアルバム『LIGHTNING』。2025年4月27日のリリース(M3春2025)に向けた配信「新譜完成発表会」の中で明かされた、楽曲制作や特典にまつわる舞台裏をまとめます。

過去最多のレコーディングと、タイトル「LIGHTNING」の由来

今作について、伊達五十嵐は「過去最多のレコーディング回数に登りまして、大変な回数スタジオへ行きました」と言及。水面下では非常に大変な制作期間であったことを明かしています。

アルバムタイトル『LIGHTNING』は、歌詞の中に「雷」や「稲妻」といった言葉が頻繁に出てくること、そして激しいけれど光の方(先)が見えるようなイメージにトータルでなったことから付けられました。

なお、今作のサブスク配信は諸事情が重なり、CDのリリースから1週間ほど遅れた「5月の2週目(ゴールデンウィーク明け頃)」になる見込みであることも、発表会の時点で報告されています。

先行公開された2曲

『桜火(おうか)』

デモ音源やライブで一部披露されたことのある楽曲。「湧き上がってくる感じ、やってやるぞという感じの曲にしたかった」と語られており、伊達五十嵐の楽曲で初めて「桜」という言葉が歌詞に入った曲でもあります。

歌詞のポイントは、2番の終わりが「俺の道を照らして」と受動的なのに対し、ラスサビでは「俺の道を照らせよ」と命令形に変化していること。心境や状況の変化が、言葉の形そのものに込められています。

『迅雷(じんらい)』

完全未公開だった疾走感あふれる楽曲。元々は『疾走迅雷』というタイトルも考えられていましたが、最終的に『迅雷』となりました。

編曲のこだわりとして、曲の頭・ケツ・1番のサビ終わりにギターソロがある構成の場合、あえてそこには重ねず、キーボードソロを入れて変化をつける——という自身の習慣(作り方)が活かされています。

すべては「出勤・退勤」のために

これらの楽曲は、聴き手の出勤時・退勤時のモチベーションをぶち上げるために制作されています。「歌詞を聴いてこれは俺のことだと思って、メンタリティをぶち上げて聴いてほしい」と語られています。

特典「診察券」と、ボツになった「壺」

毎回注目が集まるCDの購入特典。今回は前作の「薬袋」の流れを汲み、「診察券」がつくことが発表されました。表面には「兵庫県いらしゲート 12丁目ビル 503号室」といった住所風のデザインや「新患」の文字、裏面には大きく「殺」と書かれたデザイン。この診察券をイベント会場に持っていくと、伊達五十嵐が日付(受診日など)を直筆で記入してくれるとのことです。

なお、この診察券に決まる前は、実際に「503 bad gateway」「伊達」の刻印が入った“漬物などを入れるタイプの壺”を20個ほど作って売る計画が進んでいました。しかし友人に相談したところ「陶器はまずい、リスクが高い(たくさん持ち運べない)」と教えられ、発注の手前で断念した——という裏話も明かされています。

CDだけのボーナストラック2曲

CD版には、サブスクには入らないボーナストラックが2曲収録されます。1曲はこれまでの伊達五十嵐にはないような「ちょっとチルい感じの曲」、もう1曲はエイプリルフールに少し流した「ゴリゴリのガテラルでゴワゴワ言っている、ゴアグラインドのようなジャンルの曲」。今までにない味の楽曲が、CDだけのお楽しみとして詰め込まれています。

他の読み物

はじめての人にも分かる BadAutoAlign 解説——ボーカル自動補正の理論と設計 実装解説

はじめての人にも分かる BadAutoAlign 解説——ボーカル自動補正の理論と設計

ガイドを基準にボーカルのタイミングとピッチを一括自動補正するツール BadAutoAlign。その設計ドキュメント一式をもとに、処理パイプライン、3度の失敗を経てたどり着いたタイミング補正の理論、ケロらせないピッチ補正、検出系、GUIの分業設計、数値検証までを通して解説します。作り手自身による技術ドキュメント。

読む
配信画面の背景に煙・火の粉・キラキラを足す方法——Background Effect Tools の使い方 ハウツー

配信画面の背景に煙・火の粉・キラキラを足す方法——Background Effect Tools の使い方

OBS Studio に「背景エフェクト」ソースを1つ足すだけで、配信画面に煙や火の粉、キラキラ、音に反応するビジュアライザーを重ねられる。無料・オープンソースの自作プラグイン Background Effect Tools の導入と使い方を、作り手自身が解説します。

読む
OBSで“動く装飾テロップ”を表示する方法——FontEffectTools の使い方 ハウツー

OBSで“動く装飾テロップ”を表示する方法——FontEffectTools の使い方

グロー・アウトライン・縦書きから、スライドインや震えといった動きのある演出まで。OBS Studio 用の無料・オープンソースプラグイン FontEffectTools で、配信のテロップを見やすく・かっこよく仕上げる方法を解説します。

読む